ガーナ(アディドメ周辺)の代表料理は以下の通り:
難易度低 | ジョロフライス | ライスを炒めた後に煮汁で炊くピラフに似た料理 |
難易度低 | 蒸ヤム、揚げヤム | ヤムイモを蒸したり、揚げたもの |
難易度低 | ガリ | キャッサバの粉。朝食用。 |
難易度低 | プランテーン | 食用バナナ、揚げたり蒸したり焼いたり。 |
難易度低 | フーフー | キャッサバやプランテーンをついたもの。ガーナ料理の中で一番美味い。 |
難易度中 | ケンケ | トウモロコシを発酵させて練ったものをチリソースで食べる。 |
難易度高 | バンク―(アクプネ) | キャッサバを発酵させて練ったものをチリスープと一緒に食べる。ガーナ料理代表。 |
難易度とは、食べるときに覚悟が必要かどうかの指標である。体調が悪かったり気乗りしないときには「難易度高」の食材は食べることができない。あとフライドライスやビーンズなどもあるが、ガーナ料理ではないので除いてある。
協力隊時代、ライスを準備できないことはなかったが、アディドメで購入できる米は「アメリカ50%ブロークンライス」と呼ばれる砕けた米、美味しくはない。更に合わせるオカズもなかったためライスの頻度は少なかった。
朝はパンとコーヒー、昼飯は「ケンケ」、晩飯は「バンク―」という組み合わせが多かった。「ケンケ」も「バンク―」も発酵食品。口に入れると酸っぱい香りが広がる。最初食べたときは「腐っている」と感じてしまい一口で止めてしまったのを覚えている。「ケンケ」も「バンク―」も基本的に噛まない。口の中に入れてそのまま喉に流し込むのである。現地人も「イチイチ噛んでいない。噛むと酸っぱいに匂いがするだろう。」とのコメント。日本で喉に直接流し込む料理はワンコソバくらいしかないだろう。
さて再訪初日の夜、E氏に連れて行ってもらったボルタ川沿いのSOMEWHEREというレストラン、18年前にはなかった洒落た場所でのガーナ再訪第一食目。E氏の奥さんや姪っ子も参加してくれる。選んだ料理はジョロフライス。安心して食べられる味だ。添えてあるチリで煮たチキンも美味い。
協力隊参加の前、私の体重は54キロ。協力隊に参加して半年も経たないうちに体重は45キロまで落ちる。食事(バンク―)が合わず、骨と皮だけで生きていた。ここで「生きる」という目的のためには体重は45キロだけで十分ということがわかった。現在の体重は65キロ。協力隊時代より20キロ、率にすると五割近く増えている。
この身体的差分の20キロ、それに見合った精神的成長はしてきたか自分に問う。
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