[中国映画]高倉健さんを忍ぶ(単騎、千里を走る。)

中国における高倉健さんに対する評価は絶大だ。日本に対するネガティブな報道の多い中、高倉健さんの訃報は氏の業績とともに中国メディアに多く取り上げられ、普段の報道から感じられる国同士の緊張感が一時的ではあるが和らいだ感じがあった。

一体、氏の何が中国の人々に受け入れられたのか?改革開放政策で最初に放映された外国映画(追補)の主人公、という理由だけでは説明のつかない何かがあると思い、氏の往年の作品「単騎、千里を走る。」を観る。

  • 氏の愚直な姿が上手く描かれた作品。この作品により中国の方々に対する日本人男性のイメージアップになったのは間違いない。
  • ストーリーは難解。父子関係は一言で表せない複雑なものであり、その関係には何が正しくて何が正しくないのかというものは存在せず、更に「時間」というファクターもその関係に影響する、といったメッセージだろうか。
  • 縁もゆかりもない日本人に、多くの中国の方々が協力していく姿は報道されている表面的な中国の姿よりも現実に近いと思う。映画の中の氏のように私自身も何度となく中国の方々に助けられた。国の間にはいろいろな問題があるが、日本人が中国人の懐の深さを知る良い映画だと思う。

中国と関係のある仕事をする日本人は観ておくべきだと思う度 ★★★
雲南省の客人をもてなす食事会の圧巻度 ★★★★
タイトルの最後の「。」が気になる度 ★★