[Audiobook] Murakamiestにはなれない(村上春樹著 Dance, Dance, Dance)

「村上春樹氏 ノーベル文学賞有力候補に」とのニュースを何度も聞く。

独特の世界観による奇抜な場面設定と、読みやすい文体(オーディオブックとしては聴きやすい文体)は他の作家さんにはないものだと思う。世界中にMurakamiestという人たちが生まれているそうである。私が知っている日本びいきの外国人の多くが氏の作品を読んで感銘を受けている。

しかし、だ。正直なところ、なぜ村上氏の作品が(異常なまでに)高評価なのか理解ができない。登場人物の誰一人にも感情移入できないし、何より伏線が回収されないまま物語が終わってしまうスタイルは好きになれない。氏の作品の背後には自分だけが気づいていない「何か」があると思い、海辺のカフカ等の代表作品の原著、英訳書を読み、英語オーディオブックを聴いてみた。ノルウェーの森については(DVDではなく)映画館で映画も観た。

でも、わからない。

Murakamiestの人たちは、氏の作品中の荒唐無稽な場面設定、ストイックな登場人物、モヤモヤとしたエンディング等を理解し楽しめる人たちだろう。自分だけが理解できない現実を打破すべくDance Dance Danceを聴く。

Dance, Dance, Dance
   UNABRIDGED
by Haruki Murakami
Regular Price:$47.59
LENGTH:12 hrs and 44 mins

  • Rupert Degas氏の語りは抑揚(熱意)があり聴きやすい。
  • 1Q84と比べてテンポが良いストーリー展開。オーディオブックとしては、これくらい(12時間程度)がちょうど良い。

結論:自分には氏の作品を楽しめる能力や感性がないようだ。

純文学の理解能力/感性が試される度:★★★★★
語り手の熱意が感じられる度:★★★★