大阪府下の学生による新事業の提案コンペ
第1回千里キャンパスベンチャーグランプリ(SCVG)
結果報告書

応募期間1999年4月1日〜9月30日


主催 摂津信用金庫/日刊工業新聞社
後援 近畿通商産業局
大阪府
大阪府商工会議所連合会
特別協力 大阪科学技術センター
大阪産業人クラブ
ご 挨 拶

拝啓 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、日刊工業新聞社は摂津信用金庫との共催で、21世紀を見据えた新技術・ニュービジネス等のビジネスアイデアプランを学生から公募する「キャンパスベンチャーグランプリ」事業を昨年4月から始めました。後援には近畿通商産業局、大阪府、大阪府商工会議所、特別協力として大阪科学技術センター、大阪産業人クラブのご支援をいただき第1回目をスタートいたしました。
 お蔭様をもちまして、応募期間の9月末までに、応募資格のある大阪府内に居住する学生、もしくは、大阪府内にある大学などに在籍する学生などから107件のプランが集まりました。応募学校数も大阪大学、関西大学、立命館大学をはじめ23校あり、初回としては成功したと思っております。高知工科大学の水野博之教授を審査委員長に9人の審査委員による厳正なる審査の結果、初のSCVG大賞には大阪大学大学院在籍の浜田祐一氏の「英語学習者のための英文添削サービス」が選ばれました。2000年1月28日に大阪市天王寺区の都ホテル大阪で行われた表彰式には、入賞者のほか多数の参加があり、会場内は若々しい雰囲気の中、無事終了することができました。
 同事業は、学生によるベンチャービジネスプランを競い合う提案コンペで、豊かな発想、卓越した技術、みなぎる冒険心、粘り強い努力を鼓舞し、若者の挑戦を刺激し、起業化を支援することを狙っています。
摂津信用金庫と日刊工業新聞社では、本年度も引き続き同事業を継続発展させていく予定にしています。皆様方のご支援・ご協力をお願いいたします。
                                                 
敬具 
開催概要
名称 千里キャンパスベンチャーグランプリ(略称:SCVG、愛称:キャベツ・プラン)
主催 摂津信用金庫/日刊工業新聞社
後援 近畿通商産業局/大阪府/大阪府商工会議所連合会
特別協力 (財)大阪科学技術センター/大阪産業人クラブ
応募期間 1999年4月1日〜9月30日
応募プランの対象 産業分野、生活分野での製品開発や販売方法のアイデア。ニュービジネス、サービス分野での新事業、新商売のアイデア。
応募資格 大阪府下にある短期大学(専門学校も含む)以上の学校に在学する学生(大学院生も含む)等。あるいは府下在住の大学院生、大学生、短大生、専門学校生等。
応募者学校数 23校
応募件数 107件
応募者数 138名(延)

SCVG審査委員会構成メンバー


審査委員長
水野博之氏(高知工科大学教授、松下電器産業(株)顧問)

審査委員
上野祐子氏((株)マーケティングダイナミックス研究所代表取締役)
佐藤宏氏((株)ニュービジネス起業研究所代表取締役)
田中忠正氏(アイシー測器(株)代表取締役)
田中義信氏((株)アルファ技研代表取締役)
燈田順子氏((株)ジュネックス・ビジネス・コン伽ティング代表取締役)
萩平勧氏(ピジネスインテグレート(株)代表取締役)
藤本昇氏(藤本昇特許事務所所長)
松田冶和氏(大阪府立産業技術総合研究所所長)(50音順)

応募学校名

愛知淑徳大学、大阪医科大学、大阪市立大学、大阪外国語大学、大阪工業大学、大阪商業大学、大阪大学、大阪府立大学、関西外国語大学、関西大学、関西学院大学、近畿大学、神戸大学、四天王寺国際仏教大学、中部大学、帝塚山大学、阪南大学、武庫川女子大学、立命館大学、プール学院大学、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、関西大倉高校(50音順)

応募条件の内訳

ハイテク・新技術関連6件
情報通信関連13件
環境・福祉関連60件
ニュービジネス・その他28件

審査経過

■応募締切日1999年9月30日
■第1次書類審査
応募案件のうち、各応募者の@応募テーマ、Aアイデア提案の概要(200字程度)などをもとに、審査委員全員が書類で審査。各審査委員は、それぞれの案件ごとに3段階(A、B、C)の評価で採点。その結果を集約し、上位40件をリストアップした。
■第2次・3次審査
審査委員会を11月22日(月)1:30〜17:00に開催。各審査委員は第1次書類審査においてリストアップした40案件について具体的内容を含めてさらに吟味した。そして、上位8案件を選出し、ヒアリングを主体とする第3次審査を行ない、その結果をふまえて大賞をはじめ入賞者20件(別表参照)を決定した。
■表彰・発表
2000年1月28日(金)大阪市天王寺区の都ホテル大阪で表彰式を実施した。同日付けの「日刊工業新聞」で受賞者一覧とアイデアプランなどを紹介。
■学生による新事業の提案プレゼンテーション大会
2000年2月18日(金)大阪府茨木市のいばらき京都ホテルで開催した。発表案件数
は35件、参加企業数は200社(500名)に上り、学生と企業との交流を図った。
受賞者 氏名 学校名 テーマ
SCVG大賞 浜田 祐一 大阪大学 英語学習者のための英文添削サービス
優秀賞 山田 逸成 大阪大学 Yb:GdYCOB多機能単一素子によるレーザー光発生装置
特別賞 友行 優 近畿大学 インターネットを活用した銀行利息入札システム
石黒 大三 大阪医科大学 測万照射用YAGレーザー端子の医療での多分野への応用とその製作に関して
前田 江美* 大阪ハイテクノロジー アニマルサウンドパズル
摂津信用金庫賞 大橋 憲 大阪大学 朱肉不要の貴金属製印鑑の開発
日刊工業新聞社賞 高橋 義典 大阪大学 次世代マルチメディアを狙うwデバイス用(有機材料の結晶化技術)おの粘日日
大阪産業人クラブ賞 宮田 知紀 関西大学 駐車禁止違反車取り締り
奨励賞 山本 修央 関西大学 車椅子でも乗車可能なエスカレー外の提案
西村 友紀子 立命館大学 女性と高齢化社会のためのサービス
池田 理恵* 大阪保健福祉 ケータイに有線を
佳作 妹尾 渉 大阪大学 地域コミニティーネット事業
大田 美久 関西大学 伸縮自在のチリトリ
赤坂 怜往奈 帝塚山大学 インターネットショッピング版ムーディーズ
小泉 洋平 関西学院大学 環境報告書作成代行ピジネス
東照 篤嗣 立命館大学 21世紀からのホームヘルプ事業
松井 恭子 大阪ハイテクノロジー 車イスからペッドに移る際の方法
森田 聖子* 大阪保健福祉 高齢者・身体障害者の為のおしゃれ
吉田 映子* 大阪保健福祉 人間ナピゲーション
塩野 和常* 阪南大学 高齢者コミニティー
*はグループによる応募で、代表者を記載、氏名は敬称略

大賞を受賞した浜田氏は、ガーナヘ国際協力事業団青年海外協力隊員として行った時に感じた「地元の人的資源活用と所得獲得機会を与えたい」が今回の提案アイデアの原動力。英語が第一公用語のガーナ人に英語学習者の英作文を添削してもらうが、それをインターネットという世界で具体化したのが評価された。