[中国映画]結局どっちがどっちか分からずじまい(深夜前的五分钟)

去年の夏くらいから映画館の前を通るたびに気になっていた「深夜前的五分钟」をやっと観る。

日中合作、行定勲監督、刘诗诗と三浦春馬主演。前半は美男美女の恋愛映画と思ったが、後半になるにつれ双子トリックをつかったミステリー調に。双子の一人が事故の犠牲となった後、残った一人はどちらなのか? 水泳、両親、女優としての演技力、以前プレゼントした服、などを手がかりをもとに観客はどちらがどっちかを想像する。そしてタイトルにもなっている「5分前」も重要な手がかりだ。

舞台の時計屋や上海の街の風景は昔風の中国をとても綺麗に映像化されている。一方でカクテルグラスのようなグラスに入ったビールがだされるおしゃれなレストラン、黒光りしたステーションワゴン、ゴルフを楽しむ若い男女など勢いのある今の中国の映像も。

特に印象的だったのが、暗い照明に照らされる広いリビングでシャンパンを楽しむ三人の中国人の会話に一人の日本人(三浦春馬)がついていけず苦笑いを繰り返す場面。近い将来、日本経済が中国経済に飲み込まれたあとに発生する光景を見ているようだ。

ストーリーの難解さに加えて、双子姉妹の名前が若蓝(ルーラン)と如玫(ルーメイ)と混同を誘う設定。結局、最後まで事故で亡くなったのがどっちなのか分からなかった。。。

  • 中国語の会話中で取り残された感に共感を覚える度 ★★★★★
  • 日中合作をどんどんとやって欲しいと願う度 ★★★★★
  • 美男美女とモダンな生活と景気の良い中国の世相を表している度 ★★★★