[ガーナ再訪記52]Africa-Japan.com(10) ~WE ARE FRIENDS!

1.Africa-Japan.com

英文添削サービスと並行して、アフリカポータルサイトの運営も始めていた。ドメイン名はAfrica-Japan.com。ディレクトリ型サーチエンジンを掲載すると同時に、ユーザーが自分でサイトを登録できる仕組みをperlというスクリプト言語で構築した。

  1. アフリカの情報に特化
  2. 毎週、何らかの特集記事を掲載(例:セミナー参加報告、アフリカ関係クイズ等)
  3. アフリカ関係組織(旅行者、小売店、楽器教室等)のバナー掲載
  4. アフリカ関連イベントカレンダーの掲載
  5. 協力者によるアフリカ関係のマンガの掲載

より多くの情報を得るために、ありとあらゆるアフリカ関係のグループやサークルに顔を出したり、アフリカ各国の大使館イベントに積極的に参加していた。青年海外協力隊のOV会(Old Volunteer会)にも足を運んでいた。

アフリカ関係者の前で英文添削サービスの紹介のプレゼン。

しかしどうしても違和感がある。

アフリカに住んだことがある人間の責務として、アフリカの偽りのない真実を伝える必要がある。

アフリカのポジティブな面。アフリカには優秀な人材、ホスピタリティ溢れる人たちがいる。食事も選べば美味い。

一方で、一部の地域では貧しいのも確かだ。西欧文化では理解できない風習も多く残っている。こんなアフリカのネガティブな面は伝えたくない。

アフリカ好きの日本人、アフリカを支援する日本人、アフリカとビジネスをする日本人、いろいろな人に会ったが、どの方も如何にアフリカの情報を普通の日本人に誤解や偏見を抱かせることなく伝えるか、という点に腐心していた。そして、それに対する明確な答えは誰も持っていなかった。

そんなことを考え始めると自然と日本のアフリカコミュニティーから足が遠のき、シドニー駐在が決まった2003年に完全にAfrica-Japan.comはその活動を止めてしまった。

そして、2016年ガーナの地でAfrica-Japan.comが復活するときが来た。

2.Africa-Japan.com再起動!

今回のガーナ再訪のメインイベントの時が来た。Africa側とJapan側との提携を規定するための基本契約の締結の地に選んだのは勿論ゴールデンチューリップホテルのレストラン。Africa側の調印者はE氏、Japan側の調印者は私だ。

基本契約である。提携内容、補償内容、紛争の際の裁判管轄地などを規定するべきところであろう。しかし、この基本契約は金銭のためでも、トラブルの際の解決のためでもない。私たちの人生を豊かにするためのものだ。だから私たちの最も大切な部分を担保に、最も発展的な契約内容にしなければならない。私たちが同意した内容はシンプルだ。

WE ARE FRIENDS.

ゴールデンチューリップホテルの便せんで契約書作成。契約内容は「WE ARE FRIENDS.」

調印後撮影

「WE ARE FRIENDS.」これだけでよい。契約不履行であれば自分自身の人生を否定しているようなものだ。婚姻届と子供たちの出生届は別次元の話しとして、この基本契約は私の人生の中で間違いなく重要な書類の一つだ。

茶番だと言われれば、そうかもしれない。監督・脚本・主演・観客・評論・配給が自分自身の、私の人生劇場におけるハイライトである。

何が正しいかなんて誰にもわからない。

効率化のための優先順位の設定や、命中率を高めるための解析や分析も必要ない。プロセスなんてどうだって良い。中長期的展望なんてあるわけない。とりあえずやってみる。いろいろやってみる。その中で一つでも死ぬまでに満足できるものが残ればよい。

なお、いずれのプロジェクトについても私は業としてたずさわることはない。なぜならば私には天職がある。天職をおろそかにしてまでやるものは存在しない。天職とプライベートとは「掛け算」であり「WIN-WIN」であり「互恵関係」にある。現時点におけるAfrica-Japan.comのプロジェクト構成は以下の通り:

  1. ボートプロジェクト
  2. 観光地プロジェクト
  3. ICTプロジェクト
  4. ポータルサイトプロジェクト
  5. 990TOEIC.comプロジェクト
  6. ACADEMIATHLONプロジェクト

Africa-Japan.comはここからがスタートだ。

契約調印後の祝杯! 至福の時。

この日は蒸したヤムイモ。香草とツナのミンチを煮たものと一緒に食べる。ちょっと油が多いがSTARビールとの相性も良く美味い。

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