[アフリカ]BODMASにより生じる誤解と、新しい演算子表記法

プログラミングのスタック計算を逆ポーランド記法で表記している時に協力隊時代を思い出した。協力隊の任期中、同僚のガーナ人教師たちが簡単な四則演算を同じように間違えることに気付いた。原因はBODMAS(ボドマス)だった。このBODMASとは計算順序の覚え方で、一部のガーナの初等教育で教えられているとのことである。

B Bracket(括弧)
O Order(累乗)
D Division(割り算)
M Multiplication(掛け算)
A Addition(足し算)
S Subtraction(引き算)

この覚え方は、「四則演算ではBODMASに従って計算する」という点が強調されてしまうため、演算子(オペレータ、いわゆる四則演算の記号)と非演算子(オペランド、計算対象の数)とを混同してしまう危険性がある。誤用すると、以下のような計算で誤答してしまう。

9-3+4=

BODMASによれば、足し算(Addition)を引き算(Subtraction)よりも先に計算する。ここで、「3+4」を計算してしまう勘違いが発生する。そして、「9-7」となり答えは「2」の誤答となる。非演算子(オペランド)として、「-3」が認識されてしまわなかったことが原因だ。

ただし、コンピュータプログラミングの世界では、簡単な四則演算とは異なる多項演算などの表記法はたくさんある。だから、上記のような「間違い」も、ある特定の場面では有効な表記法になるかもしれない、、、と、ふと思った。

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