2月 9th, 2010
斬新なデザインとエンボス加工された表紙で、書店の中でもひときわ目立つThe Secret。そのオーディオブックは、著者のRhonda Byrne氏本人の進行で、自己啓発家(ボブプロクター氏、ジョービター氏など)がThe Secretを解き明かしていく。メッセージは極めてシンプルなポジティブシンキング肯定系。オーディオブックの何処から聴いても、「成功を映像でイメージ」「肯定的な考え方は現実となる」などの前向きな考え方を聴者に訴える。全世界を規定する「Law of attraction(引力の法則?)」がその根拠とのこと。
The Secretは、ダイエット、金銭問題、健康など分野は問わないそうである。何か具体的な目標などがある場合のモチベーション維持の時にこのオーディオブックを聴くのは良いかもしれない。ただし、切羽詰まって、どうしようもない時に、これを聴いてしまうと、「この手法ですべてが解決!」と思ってしまう危険性も含んでいると思う。前向きに取り組むことは必要だが、個人の置かれている現実や周囲の人間の事情も鑑みなければならないとも思う。
The Secret (unabridged)
By Rhonda Byrne
Narrated by Rhonda Byrne
Audible Member Price:$14.68
4 hrs and 25 mins
ポジティブシンキング度:★★★★★
オーディオブックにエクセントリックなバックミュージックが流れる度:★★★★★
英語の聞き取りやすさ:★★★★
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1月 6th, 2010
住みやすい街ランキング、経済活動が活発な街ランキングなど、イロイロなランキングがあるが、ガーナの首都、アクラ(Accra)が或るランキングに登場!
Cites you really hate (Lonely Planet)
※ タンザニアArushaもランキングイン!
まぁ、ランキングといってもライターの個人的意見だと思うが。
Tags: Arusha, Lonely Planet, アクラ, ガーナ, タンザニア, ランキング
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1月 4th, 2010
プログラミングのスタック計算を逆ポーランド記法で表記している時に協力隊時代を思い出した。協力隊の任期中、同僚のガーナ人教師たちが簡単な四則演算を同じように間違えることに気付いた。原因はBODMAS(ボドマス)だった。このBODMASとは計算順序の覚え方で、一部のガーナの初等教育で教えられているとのことである。
B Bracket(括弧)
O Order(累乗)
D Division(割り算)
M Multiplication(掛け算)
A Addition(足し算)
S Subtraction(引き算)
この覚え方は、「四則演算ではBODMASに従って計算する」という点が強調されてしまうため、演算子(オペレータ、いわゆる四則演算の記号)と非演算子(オペランド、計算対象の数)とを混同してしまう危険性がある。誤用すると、以下のような計算で誤答してしまう。
9-3+4=
BODMASによれば、足し算(Addition)を引き算(Subtraction)よりも先に計算する。ここで、「3+4」を計算してしまう勘違いが発生する。そして、「9-7」となり答えは「2」の誤答となる。非演算子(オペランド)として、「-3」が認識されてしまわなかったことが原因だ。
ただし、コンピュータプログラミングの世界では、簡単な四則演算とは異なる多項演算などの表記法はたくさんある。だから、上記のような「間違い」も、ある特定の場面では有効な表記法になるかもしれない、、、と、ふと思った。
Tags: BODMAS, オペランド, オペレータ, 四則演算, 演算子
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1月 3rd, 2010
2009年11月21日に開催された事業仕分け(第2会場)での評価結果が行政刷新会議のHPに載っていた。
(1) JICA運営費交付金(国内施設の運営費)
- 東京と横浜、大阪と兵庫、札幌と帯広それぞれの国内施設の統合
全く妥当な評価だ。「施設機能が違う」との弁解がありそうだが、こんな近くに2つも施設は必要ない。
- 広尾の施設の売却
広尾には協力隊の任期中に亡くなった方々の慰霊碑があると聞いている。ご遺族への配慮も忘れずにしてほしい。
- 海外からの研修生の見直し
海外から1万人の研修生を手当て付きで48日間(又は、中期、長期)受け入れているそうである。研修生制度自体は問題ないと考えるが、年間1万人(2008年度9,534人)は多すぎる。国内の路上生活者(食料品を購入すれば消費税がとられる立派な納税者)を訓練する方に向けたほうが良い。年間1万人という規模は納税者の納得は得られないであろう。
(2) 運営費交付金(技術協力、研修、調査研究、施策増等の経費)
- JICA研究所の廃止
JICA研究所は目的不明確ということで廃止(研究成果が発表1本とのこと)。こういう機関があったこと自体が驚き。きちんとJICA研究所の方々は反論しないと納税者は納得しない。
- 青年海外協力隊の質を高め、予算は削減
引用すると、「協力隊については、意義はもちろん理解し、大事なことはわかっているが、私の調べたところでも、相手国でさえ3 割の方が不要といっているアンケート調査がある。無償で受け入れているところですら不要との意見があるので、改めてあり方について外務省及びJICA で再検討していただきたい。」
相手国の3割が不要は、そもそも委託内容と、協力隊員のスキルとのミスマッチによるところが大きいと思う。
また、評価結果には「協力隊の使命も終わったのでは。若者に経験をつませるためには、機関の衣替えをすべき。」との意見もある。私の理解では、協力隊の目的の中には「協力隊員(若者)の経験を上げる」というものはないと考えていた(間違っているかもしれないが)。協力隊の唯一無二の目的は、相手国の発展のために、現地へ行って粉骨砕身、活動することであると思っている。協力隊のHPにも、そう記載されてある。事業仕分けの会議の中で、どういう議論がなされたのだろうか?それとも上記の私の理解が間違っているのか?
(3) 運営費交付金(人件費、旅費、事務費、業務委託費等)
- 給与水準、旅費・航空運賃・出張費などは上のリンク先を見てほしい。納税者は絶対に納得しない。
- 以下、素晴らしいまとめである
JICAに国民が期待してきたのは飢餓に苦しむ人たち、戦火にまみれて悲惨な状態にある人たちにできるだけ多くの援助の手を差し伸べることだと思う。しかし、政府からの交付金の三割が人件費・管理費等に消えてしまう現状は信じがたい。ODA予算が削られて援助額が他国に比べ少ないと言う前に、自己努力で組織スリム化を図り真の援助事業を進めて欲しい。世界の、同様な活動を行っている機関や団体の運営方法を調べ学ぶべきである。
以上である。また、JICA関係ではないが外務省関係で以下のような評価結果が出ていた。
(4) 無償資金協力援助(ハコモノ無償)
(5) 無償資金協力援助(各協力案件の選定方法)
(6) 海外での各種会議等出席旅費
JICA(外務省)の方々は今回の事業仕分けを「事情がわからぬ部外者の勝手な評価」とせず、早急かつ適切に対応してほしい。そして、飢餓に苦しむ人たち、戦火にまみれて悲惨な状態にある人たちにできるだけ多くの援助の手を差し伸べることを一納税者として強く期待する。
Tags: JICA, JOCV, 事業仕分け, 仕分け, 出張費, 協力隊, 国際協力事業団, 広尾研修所, 給与, 青年海外協力隊
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12月 29th, 2009
先日、居住している都道府県の協力隊OB会主催の忘年会+平成21年度3次隊壮行会に参加させていただいた。協力隊から帰国してから初めてOB会、10年間でいろいろと協力隊も変わったようだ。
- 昔は年3回の派遣(3次隊制)だったが今は年4回の派遣(4次隊制)
- 活動中にブログやHPを開設するためには申請が必要
- 40歳までという年齢制限がないシニア海外ボランティアという制度がある
- 広尾訓練所がなくなり、駒ヶ根訓練所と二本松訓練所のみになる
国費(税金)を使っての国際協力という分野は本当に難しい。援助を受ける国にとっては、なんらリソースを使うことなく外貨が稼げるのだから、こんな嬉しい話はない。感謝して当然である。よって、国際援助屋さん(JICA、協力隊)は、援助を受ける国から「感謝されている」ということを免罪符に努力を惜しむようなことはあってはならない。国際援助屋さんたち投資家(納税者)を納得させなければならない。
そんなことを思いながら、21年3次隊の若い力を応援したい。
Tags: JICA, JOCV, 二本松研修所, 協力隊, 協力隊OB会, 広尾研修所, 駒ヶ根研修所
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12月 26th, 2009
先週の日曜日に参加した月例川崎マラソン(10km)で途中棄権した。元々ランニングフォームが悪いせいか、大会の前から両ひざ、両すね、の少なくとも一か所に痛みを感じながら走っていた。今回の途中棄権は、その痛みが耐えられるレベルを超えていたのが原因であった。
現状打破のために、今年、アメリカで長距離走の考え方に新風を巻き起こしたとしてベストセラーになったBorn to Runを聴く。
Born to Run: A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen Unabridged (audible.com)
By Christopher McDougall
Narrated by Fred Sanders
$19.58
11 hrs and 9 mins
メキシコの渓谷に住むタラウマラ族(Tarahumara)、何十マイルもの険しい道を、驚くべきスピードで休むことなく、しかもサンダルで走り続けることができる技術を持つ。タラウマラ族の伝説のランナーであるカバイオ・ブランコ(Caballo Blanco)を中心に彼らの驚くべき走力とともにメンタリティや世界観も描写するノンフィクション。
また同時に現代のジョギングの商業化を激しく批判。
- 大学の実験でよれば、どんなジョギングシューズよりも裸足で走った方が怪我しない
- また、同様に新しいジョギングシューズよりも古いジョギングシューズの方が怪我をする可能性は低い
- ソールが柔らかい方が衝撃を吸収して怪我をする可能性は低くなるというのは化学的に根拠がない
- 「半年おきに新しいシューズを買い替えなければならない」とはNikeのマーケティングの妙
- 骨格、筋肉の付き方、発汗システム、内臓が固定されている点、呼吸のタイミング、などを精査すると、人間の身体機構は哺乳類の中で最も長距離走向き。
- そもそも、人間は裸足で生活するようにデザインされているのだから、ジョギングシューズを履くことは、人間の環境適応機能の発達を阻害して、怪我を誘発している。
怪我で苦しむジョギング愛好者には興味深い話が満載である。残念なことに、日本語訳は未だ出版されていないようである。
このBorn to Runと金哲彦のランニングメソッドに感化されて、この週末にLSD(Long Slow Distance)を実践。土曜日と日曜日、それぞれ21kmを走る。驚いたことに全く筋肉痛はない。なんとなくジョギング中の怪我の問題に光明が差した週末であった。
マラソン大会途中棄権の後に聴く度:★★★★★
トルティーヤが食べたくなる度:★★★
高価なジョギングシューズを買ってしまって後悔する度:★★★★
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Tags: Born to Run, Caballo Blanco, Christopher McDougall, LSD, Tarahumara, 怪我, 金哲彦
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12月 22nd, 2009
特に、外国の方とコミュニケーションをとる場合に必要とされる要因は、私の経験から以下のとおりである。
① 語学スキル
② 話題に関する深い知識
③ 伝える能力
以前のエントリーのとおり、通訳/翻訳機の登場で解決される①語学スキルは、近年中に過去のものとなり、コミュニケーションには必須の要因ではなくなるであろう。また、②話題に関する深い知識は言わずもがな。
そして、③自分の考えを整理し相手に伝える能力が求められる。言語力という分野が確立しており、21世紀のスキルとして注目されているとのことである。
一般的に欧米人は伝えることが上手い。説明が素晴らしいというわけではない。聴き手が話題についていっていない、理解していない、という信号を検知する能力が優れていると考える。
欧米の教育が全てにおいて優れているとは思えないが、Show and Tellにより伝える能力が向上すると考える。自分の子供たちに実践させようと思う。
Tags: Show and Tell, スキル, 言語力
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12月 17th, 2009
オバマ大統領の学生に向けたスピーチがaudible.comで無料でダウンロードできる。
President Obama’s Speech to American Students (audible.com)
By Barack Obama
$0.0
21 min
※ オバマから子どもたちへ(朝日出版社 1,050円)に対訳つきで収録されているようです。
大統領によれば、適切な教育サービスが提供できるように、政府、教師、家族にはそれぞれ責任がある。そして、学生本人は、アメリカの繁栄のために自己の責任を果たさなければならない。しかし、学生は各々の問題を抱えている。友人関係、家族の経済状態、遺伝的欠陥、社会的問題、など。それでもオバマ氏は訴える。
There’s no excuse for not trying (トライしないことは弁解できない)
自身の幼年時代の体験を含めたオバマ大統領のメッセージには説得力がある。
スピーチを通じて「アメリカのため」という国粋主義が感じられる。一方で、これを日本人が表現することは過去の戦争体験からタブーであろう。自国の繁栄を前面に出せない国は世界中でドイツと日本くらい。「戦争体験」と「日本人独特の道徳観」が妙な化学変化を起こし、中途半端なセンチメンタリズムという十字架を日本人は持っている。
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Tags: オバマ大統領, プレゼン
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12月 1st, 2009
10年以上前の話であるが、協力隊隊員の必携グッズの一つに「短波ラジオ」があった。国際的な取り決めで決まっている周波数帯が使われているAM放送で、BBCやVOA(Voice Of America)、そして電波の調子が良い時はNHKワールドも聴くことができた。お気に入りは、夕方のある時間帯にBBCで放送していたショートストーリーであった。先日聴いたStephen Kingsの著作、Quitters, Inc.は、まさに、その短波放送による独特の雰囲気と思想そのものであった。
タバコをどうしてもやめられないDickは、友人の紹介で禁煙成功率98%のカウンセラー(Dontti)のQuitters, Incに行く。Quitters, Incでのカウンセリング方法は、タバコを吸うたびに何らかのペナルティーがDickの家族にふりかかるというもの。それでも辞められないDickは、、、、っといったストーリー。最後に驚きの結末が!
Quitters, Inc (audible.com)
by Stephen King
narrated by Eric Robert
US$4.87
43 min
「グリーンマイル」や「ショーシャンクの空に」を書いたStephen King氏によるショートショートである。氏による著作ということもあり、過剰に期待していた面もあるが、43分でも「長い!」と感じる。
アフリカの夕焼けを眺めながら、ボケーっと短波放送を聴いていた頃と現在、変わったのはストーリーではなく聴いている自分だと思う。
BBC度:★★★★
星新一はやはり凄い!と思う度:★★★★
禁煙したい友人に薦めたい度:★★
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Tags: BBC, JOCV, Stephen Kings, VOA, 協力隊, 短波ラジオ
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